短いゆめみち
□大晦日パーティー
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「ユリ〜!」
「いねぇぞ。」
リヴァイとペトラはずっとユリを探していた
ユリの部屋
馬小屋
食堂
資料室
ハンジの部屋
訓練所
どこを探してもいない。
「本当にいないですねぇ〜。」
でもその時リヴァイは思いついた
「…ペトラ、俺の部屋に戻るぞ。」
「あ!はい!」
何かあると思ってリヴァイは部屋に戻る。そうすれば案の定、机に置いてあるメモ用紙の束の一番上にはメッセージが残されていた。
"街のカウントダウンパーティーのセッティングを手伝ってきます。よかったらリヴァイ班も来てね。"
「俺の部屋にリヴァイ班当ての手紙を書くな。」
「可愛いじゃないですか!毎年やってるあのカウントダウンパーティーですね!今年は今年はって思ってばっかだったからこれを機に行ってみたいです!」
「…俺はいかねぇ。」
そう言ってメッセージ付きメモ用紙を破り捨てた。
「あれ?またメッセージが。」
"シャンパン持って待ってるね?リヴァイ。"
(行くか。)
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そのころユリは…
「ユリ!はじめまして!」
「はじめまして!…あぁ!分かった!最近有名になったアーティストだね!」
「本当に!?僕のこと知ってるの!?」
「知ってるよブルーノでしょ!私達同い年だよ!」
「それ僕も知ってる!!」
今仲良くなった人はブルーノ・ゲルトという最近有名なバンドのボーカルだ。
「かっこいいって人気だけど確かにそうだね!」
「ありがとう!ユリも可愛いって人気だけどみんなの気持ち分かるよ!」
「ありがと!」
そしてこの二人が並ぶとこうなる。
「でも僕のかっこよさは色気からきてるんだ!」
「…まってよ!私も色気くらいはあるよ!」
ユリは髪を後ろになびかせた。
『おぉぉ!』
それに対抗してブルーノはエアリーヘアの髪をかきあげる。
『きゃぁぁ!』
「今僕に負けたと思ったでしょ?」
「まさか。」
「そうか、なら仕方ない…歌で勝負しよ。今日のカウントダウンパーティーのラストライブで。」
「音響係さん…テストよ。」
ユリが指ぱっちんした時
対決が始まった。