[進撃]ゆめみち

□進撃する恋模様
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リヴァイ



リヴァイ


だめ、そっちに行っちゃ


だめ



「リヴァイ…!」


目が覚めた
私が調査兵団になった夢をみた。

でもなぜか私の前には

リヴァイがいた。



まさか…ね。

私は気をとり直してもう一回寝ることにした


眠れない…。
どうしよう…明日も訓練があるというのに…。

こういう時リヴァイだったら
「調査兵団に寝不足は敵だ。」
とか言うんだろうなぁ〜

あー夢のこと思い出しちゃった〜
もぉ最悪
外が明るくなってきた…




「ユリ〜!!起きてぇ〜!!いよいよ明日は解散式だぁぁぁ!!」


「うー…かいさんしきだぁー!!」

目をこすり、回らない頭でようやく答えた。
やっと眠れそうだったのに。

眠たい…眠たい…

フラフラしながらも、とりあえず顔を洗おうと井戸に行く。

とりあえず顔を洗ったがまだ眠い

さっきの顔を吹いたタオルが風で冷たくなり私は、建物の階段に座ってタオルを頬に当てた


「う〜ん。」

「おい。」

「は〜い。」

「…?どうした。」

「う〜ん。」

「ふざけるな。」


「り?ぁい〜。」

「なんだ。」

「……いかないで〜Zzz」

「はぁ?」





目を覚ますと私はベッドで寝ていた。

「あれ…?サシャ?


誰もいない?」

何があったのか全くわからない上に、起きたばかりで頭が回らない。


「ここにいる。」

え?

「…リヴァイ?」

「寝不足みたいだな。調査兵団に寝不足は敵だ。」

「あー…。」

そうだ、夢のせいで眠れなかったんだ…
で、やっと眠れそうな

「…訓練!!」

「体調を崩したと俺から報告しておいた。」

「そう、ですか。
じゃ、じゃあ練習に行ってきます!」

「お、おい待て!!」

「リヴァイ、私着替えたいんですけど。」

「あ、そ、そうか、じゃあそろそろ、帰る。」

「うん。」


(なんだこの気まずい雰囲気は…。)

(やだ、リヴァイと話したかったのに追い出しちゃった。)


「ユリ。」

ドア越しにリヴァイは私を呼ぶ

「なんですか?」

「話がある。夜、またここにくるから待ってろ。」


「はい。」

嬉しい気持ちになれなかった。
あんな夢を見ちゃったから。





リヴァイが死ぬなんて…
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