[進撃]ゆめみち

□リヴァイ級
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とうとうこの日がやってきた。
調査兵団の出発
エレン達はみんな、出発を見届けに行って、サシャも…よくわからないけどどこかに行ってしまった。

サシャどこだ?

私はリヴァイに教えてもらった立体機動が上手くいかず、ずっと訓練所で練習している。
完成しなければ合わせる顔がない。

そう思う度に焦ってしまってはいないか?

ならリヴァイの「落ち着け。」の声を思い出そう。


あぁ…最高。


私は「よしっ!」と気合いを入れでもう一度言われた事を続けた。



リヴァイの感覚を掴むのは難しい。
それはリヴァイだからではなく、自分と違う『人』だからだ。
しかも『男』

でもリヴァイはそんなところを考慮して、私のためにアレンジをしてくれた。


ならば私に出来ない筈がない。


常に後先のことを考える。

私は周りの木を使ってあらかじめ巨人を作り、立体機動に移って動き回る。


13回目は木にぶつかり
16回目も木にぶつかり
19回目は巨人(木)にぶつかった

100回目は鳥にぶつかり
101回目はなんと兵士同士のプロポーズ現場を上空から見てしまい、見とれているところ、木にぶつかった。

もういちいち数えてらんないとは思っているものの、どこかでは134、135と数えているこの現状。

集中が出来ていないのかな?

何が足りないんだろう。


私は木の枝に降りてうなだれた。
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