[進撃]ゆめみち
□末路
1ページ/7ページ
私がアルミンとミカサと朝ごはんを食べていた時だった。
「エレンの審議?…なんの?」
「よくわからないけど…エレンをどうするかってことだと思う。」
「どうするって?」
「たぶん…生かすか、殺す。」
アルミンが言い終えるまえにミカサが立ち上がった。
「ミカサ…。」
仕方のないことだ。
人間が巨人になるのを生かしておくわけにはいかないだろう。
でもきっと、役に立つこともあるだろう。
とても難しい審議だと思う。
呆然と立つミカサの後ろでドアが勢いよく開く音がした。
「ミカサ・アッカーマン!アルミン・アルレルト!ユリ・ライラック!いるかぁ!!」
私達は突然の呼び出しに「は、はい。」と気の弱い返事をした。
「午後からの審議に、証人として出廷しろとの命令だ。」
「「「…。」」」
(リヴァイと顔を合わせなきゃいけないのか…。)
私は不謹慎だとは思ったが考えた。