[進撃]ゆめみち
□愛の扉
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壁外調査も迫って、私はリヴァイと会ったりするのが困難になった。
私が他の男に乗り移るなんて100%あり得ないし、リヴァイも乗り移るなんてあり得ない。
それは私の100%よりも確信できる100%だ。
なんでわかるかって?
・・・。
きょ、今日の訓練は各自で練習する自習形式だった。(切り替え)
「そういえば最近リヴァイ兵長とはどうなんですか?」
サシャがそんな事を聞いてきた。
それは多分、最近私がリヴァイの話をしていないことが原因だろう。
「え?…うーん、最近は落ち着いてきたかな?
仲直りしてから喧嘩もなければデートもないし…
壁外調査も迫ってるしね!」
するとそこでミカサが現れる
「……。」
「ミ…ミカサ?」
明らかに落ち込んだオーラを放ち、私達の間に座った。
「「「………。」」」
私は何ていってあげたらいいの分からず、ただ黙り込む。
「……ぶはっ!私もうこの沈黙耐えられません!」
「息止めてたの?!」
「自然にとまっちゃうんです!」
「もう!サシャったら〜!」
「「あはははは!」」
「「「……。」」」チーン
やはりミカサは元気が出ない。
「ミ…ミカサ!」
そう言って私達の背後からやってきたのはジャンだった。
「俺さっき、ライナー達とゲームしててよぉ!木の枝を飛び越えるゲームでさ!思わず俺…。」
「え!もしかして!?」
「ジャン!って言っちまったんだよなー!」
「もう!ジャンったら〜!」
「「「あはははははは!!」」」
「「「「………。」」」」チーン
「ミ…ミカサ!」
そう言って次に現れたのはアルミンだった。
「さっきミーナが罰ゲームでキース教官の所に行って『自分は豚小屋の家畜以下ですっ!』って言いにいったんだよー!」
「もう!アルミンったら〜!」
「「「「あははははは!」」」」
「「「「「……。」」」」」
チーン
この後もクリスタ、ユミル、ベルトルト、ライナー、コニー、などなど
同期の調査兵団全員が集まった。
「……。」
とんでもない緊張感だった。
そして私達は壁外調査を迎える