[新撃]ゆめみち

□コンセント
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「まずは関係!二人はどこまで仲がいいの?」

「えっと…誕生日とかクリスマスでプレゼントあげたり…もらったり。」

「どんなの貰ったことある!?」

「うーん、服とか一緒に見に行って買ってもらったり、一番よかったのはDVDを10本とキャラメルポップコーンを買ってもらって2日間かけて一緒に家で見たことかな?!」

「わー!すっごい仲良いじゃん!」

「いいなー!私も彼氏出来たらそんなことしたい!」

「楽しかったよ!どんなことにでも真剣に付き合ってくれるから嬉しいな!」

「どんな映画見たの?」

「アダムスファミリーとか、チャイルドプレイとか、魔法にかけられてとか、あとメリーポピンズ!」

「恋愛ものが少ないってとこがいいよね!楽しそう!」

「そうだね!リヴァイも楽しそうだった!」

「後は!?後は!?」

「うーん、クリスマスはリヴァイとホールケーキを二人だけで食べたり、サンタクロースに顔面ケーキを食らわせてやろうっていってずっと起きて待機したり!」

「「「「いいなぁぁぁ!」」」」

全員が口を揃えてそう言うとユリも嬉しそうにちょっと下を向く

「顔面ケーキ成功した時に、サンタはお父さんだって分かったの。」

そこでまた笑いが起きた

「リヴァイ様って怖そうだけど結構いい人なんだね!しかもユリすごいロマンチスト!」

「うん!リヴァイはとっても可愛いんだよ!」

「じゃあ逆にユリは何あげたの!?」

「私はね〜リヴァイは仕事してるからネクタイあげたりー、スーツ新調したりー…はははっ!パンツもあげた!」

「パンツ?」

「うん!ドイツにあった日本のお店で『めっちゃすきやねん!』って書いてあるボクサーパンツを見つけたの!」

「え!?何それ超かわいい!」

「でしょ!?そのパンツと携帯電話をプレゼントしたの!」

「へぇ!もしかして二人ともお金持ち?」

「うーん、平均的に言えばまぁまぁお金持ちかな?」

「へぇ〜そうなんだ!」

その時、一人の女の子が手を挙げる

「ねぇ、逆になんで付き合わないの?」

「……わかんない。」

みんなの視線がユリに集まったがユリは上手く笑えないとでも言うようにゆっくり頷いた


「リヴァイ…『めっちゃ好きやねん』パンツ履いてくれてるかな。」

「履いてねぇ。」

いきなり入ってきたリヴァイの声に全員の心臓が跳ねた

「リヴァイ!?どっどこから聞いてた!?」

「それの一つ前だ。」

それを聞いてユリは胸を撫で下ろしていると、リヴァイは軽いげんこつをユリに落とした。

「変な話をするな。」

「いたっ!リヴァイ可愛いねっていう話だよ!?」

「俺が履いてるパンツまで他人に知られたまるか。もう洗濯任せねぇからな。」

「え!?待ってよ!いやいや!」

「嫌じゃねぇ。」

「ねぇごめんね!リヴァイごめんね!」

「今日の夕食はパプリカのサラダだ。」

「もう!なんでそんなことするの!?」

「お前が俺のパンツの話を人にするからだろ。」


「え?ちょっと待ってユリ。」

「ん?」

「…もしかして一緒に住んでるの?」

「うん。」

(逆になんで付き合ってないんだろ。)

みんながそう感じたのだった。
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