短いゆめみち
□[進撃]恐怖のリヴァイ班
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「ざっとこんな感じかな?!」
「そうか。」
(頼むんじゃなかったか?)
リヴァイは辺りを見回すと、木を取り囲むように座る、オルオ以外の真っ白になったリヴァイ班
オルオも真っ白だが
「オルオ捕まえた!」
「ひぃ!」
「リヴァイ班制覇!」
そういってユリはあっさりと全員捕まえてしまった。
「つ〜ぎ〜は〜?」
そう言ってリヴァイを見るユリ
リヴァイはそれに答えるように"来てみろよ"と手招きした。
「りっゔぁぁぁぁぁぁぁい!!!」
ユリvsリヴァイ
走ってくるユリを寸前まで引き寄せてから立体起動に移った。
「お前らは待機だ。」
リヴァイ班にそれだけを言い残して
(((((神様。)))))
ヒュン!
「うわ!」
スッ
「もうっ!」
なかなか捕まえられないでいるユリは、自分の持つありったけの技術を駆使してリヴァイを追いかけるが、あのリヴァイだ。
追いつかれたふりをして、ニヤッと笑ったかと思えば、上手にするりと逃げていく。
目の前でいきなり落下して逃げたり、空中ブランコのように一回転をしてユリを挑発したり、木を軸にして急に方向転換したり…
「はぁ、はぁ、はぁ。」
「なんだ、もう終わりか?お前の(体)力はその程度か?」
ピキッ
なん…だって?
じわじわとその言葉がユリの体に染み付いていったのがわかった。
< なんだ、もう終わりか?お前の(愛の)力はその程度か? >
「……。」
「先にいくぞ。」
黙るユリをよそにリヴァイは進もうとする。
「そんなことないもん。」
「ん?」
「リヴァイ大好きだぁぁぁぁぁ!!」
「は??」
するとユリは今までの追いかけっこが嘘のようにマジモードに入った。
全力で突進してくるユリを、少し横にずれて避けるリヴァイ。
のはずだが次は違った様…
リヴァイが見せたように木を軸にして方向転換をし、リヴァイがワイヤを刺してある木の隣に自分もワイヤを刺す。
すると自然にリヴァイのワイヤーに絡み、ユリとリヴァイはぐるぐる回りながら引き寄せられる。
「見てよリヴァイ、ロマンチックだと思わない?」
「誘ってんのか?」
耳元でそんなこと言われるとドキドキしちゃう。
離れないで、とでもいうようにユリはリヴァイにキスをした。