[進撃]ゆめみち

□進撃する恋模様
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夜になるとリヴァイは言ったとうり
私の寝室にまで来てくれた。


「ユリ、ちょっといいか。」

初めてわざわざこんなところまでリヴァイが来てくれる程、大事なことなのだろうか

何の用事だろう

胸騒ぎがする…。


リヴァイ兵長に呼ばれ、私は黙ってついていくのだが、少し建物から離れる為歩く。
その間、沈黙が続いた

重い沈黙
これはキツイ

「そういえば今日サシャと怖い話をしたの。サシャ、大事なオチなのにオチってこと気づかずに『うんうん。』って言うから、私もうおかしくなっちゃt…「壁外調査に行く。」


「……。」


「明日だ、今まで言おうと思ったが今日こんな形で言うことになった、すまねぇ。」

「え…………。」

「準備があるから俺は今日はもう帰る。」

「ちょっと待ってよ…。」

忙しいのは分かってる
でもせめてなにか、言葉がほしい。

「リヴァイ、大丈夫なの?
そもそもなんで調査に行くの?
行かなくていいじゃん!だってリヴァイは…「俺は、調査兵団だ。」

頭が真っ白になった。
あの夢がフラッシュバックする。
聞けば分かることだ、調査兵団なんて珍しくもなんともない。

でも聞かなかった
調査兵団は危険な役目、リヴァイが死ぬなんて考えたくもなかった。
だから勘違いしているふりをしていたのかもしれない。

なんだよなんだよ、せっかくそっちから会いにきてくれたかと思えばこれかよ!

「いつかは知るべきだと思ってた。」

そう言ってリヴァイは再び歩き出した

「 」

なにか、なにか言わなくちゃ

私が焦ってもリヴァイの足は止まらないし、こっちを見ない。


やだ、こんなの寂しすぎる!



「リヴァイ!!」

「ん?」


遠くからだけど訓練で身につけた大きな声でリヴァイに伝えようと思う。

リヴァイが死ぬかもしれない。
明日?明後日?

私の大声で「なんだ?なんだ?」と訓練兵がどんどん外に出てくる


「わたし!!…わたしリヴァイが好き!!リヴァイ知ってると思うけど!!リヴァイが好きなの!!」

「……。」

リヴァイは黙って聞いてくれているので、私は泣くのを堪え続ける

「あの時壁で出会って!!リヴァイと初めて話したけど!!実はリヴァイがあたしを知る前から!!あたし!!リヴァイのこと…っ!」


言い終わる前にリヴァイは私を抱きしめた。



「これもいつか知るべきことなんでしょ?」


泣きそうな声で言った。

リヴァイは黙って抱きしめる力を強める。






「ユリ、好きだ。」






訓練兵は

ジャン「おい、あれってリヴァイ兵長じゃね??あの調査兵団の…。」

コニー「やべぇよ!やべぇよ!ユリかっけぇ!!」

クリスタ「ユリ!やったぁ!」

エレン「そっか、ユリの好きな人ってリヴァイ兵長だったんだ。」

アルミン「え?リヴァイ兵長ってあの人類最強の!?」

サシャ「ユリ〜!!」

ミカサ「…。」((満足そうな微笑み



「リヴァイ、死なないで。」

「俺が死ぬと思うか?」

「…わかんない。」グスッ

「お前は知らないと思うが俺は人類最強の兵士だ。」

「…そんなの知らない!」

「だろうな、俺が調査兵団ってことも知らなかった程だしな、しかも兵長なのにタメ語だな。」

「リヴァイに敬語とか(笑)」

「おい、」


「私、明日死ぬかもしれない、明後日かもしれないし明々後日になるかもしれなけど。毎日夢に見てきたことがあるの。」


「…。」


「キスしてください。」


「…嫌だ。」


「えー!ちゅーしてよ!!いいじゃん!じゃあシンデレラみたいに靴履かせて!ほら!とってこーい!」


「俺は犬か、ほら、タオルとってこい。」

リヴァイは自分のタオルを投げると私は勢いよくとりに行く


「リヴァイの匂い〜。」

「帰るか。」


「あ、待ってよ!リヴァイ!」



(これ私がもらっていい!?)
(何に使うんだ。)
(匂い嗅ぐだけ!帰ってきたら返すから!)
(逆に返すな、鳥肌が立つ。)
(私のこと好きなんでしょ!?)
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