[進撃]ゆめみち

□進撃する恋模様
3ページ/10ページ

「俺はこれから用事がある、
またな。」


「うん、リヴァイ
帰ってきたら絶対会いにいくね!」


「いつでも来い。」


そういってリヴァイは、私の頭を撫でて去っていった。

なんて幸せなんだろう。


その直後だった。


「ユリお嬢様。」

久しぶりに聞いたような皺がれた声
後ろに振り返ると…

「じい?うそ!なんでこんな所にいるの!?」

私のお家の執事だ。
もう年寄りで私からしたらおじいちゃんのような存在で、私が小さい頃とってもとってもお世話になった人だ。


「お嬢様、お手紙をまだ読んでいらっしゃらないのですか?」

「お手紙?」

そういえば最近何通か来たけど、一通しか読んでいない気がする…。



「はぁ?」



裏返った声で呆れ声をだす。
おい、おじい。

「馬車の中で説明しましょう、さぁさぁ早く!」

「でも勝手にでたら!」

「もう事情はキース教官殿に言ってあります。」

「あぁ、そう。」


馬車の中ーーーーーーー


「パーティー??」

私の大好きな言葉だ。

「王様が開かれるパーティーにあなた様も"有名な絵描き"として参加するのです。」

「ドレスは?」

「一流のコーディネーターに10着程頼みました。」

「本当?楽しみ!」

「お嬢様、礼儀正しくですよ!」

「はーい。」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ