[進撃]ゆめみち

□リヴァイ級
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「はぁ!?調査兵団にするって!?

コニー!お前あれだけ憲兵団がいいって!」

「ん、あぁ、そうだよ!…けどよ。」

「エレンの昨日の演説が効いたみたいね!」

「はぁ?」

壁の上で大砲の手入れをしながらそんな話をしていた。

「うるせーよ!俺は自分で決めたんだよ!」

「そう照れるなよ!お前だけじゃない…」

そういいながらトーマスは頬をかいて照れる

「トーマス、まさか…。」

「じゃぁぁぁぁん!!ユリもだよぉぉぉ!!」

私はやっと完成した嬉しさで立体起動で訓練所から壁の上まで来た

「うわぁ!知ってるよ!」

エレンは驚いたように尻もちをつく

「ユリ!今まで何してたんだよ!」

「訓練。」

「もう終わったじゃねーか!」


「あの…皆さん。」

その時サシャが歩いてきた
服で何かを隠すように歩く

「長官の食料庫からお肉盗ってきました。」

頬を染めてお肉を見せるサシャに
全員が一瞬固まった

「サシャ!お前独房にぶち込まれたいのか!?」

「本当にバカなんだな…。」

「バカってこえ〜…。」


「後で、みなさんで分けましょう…。」

といったサシャの顔が完全にラリっていた。

「スライスしてぇ!パンに挟んでぇ!えへへへへ…。」

何、その笑い方!?
クリスタとは全く真逆の様だ。

「戻してこい!」

「そうだよ!土地が減ってから肉なんてすっごく貴重になったんだから!」

「食べちゃえばー?」

『ユリ!?!?』

「そうですよ!土地を奪還すればまた、牛も羊も飼えますから!」

その言葉にみんなハッとした。
サシャの前向きな発言にみんなが考え、同意した

「お!俺もその肉食う!!」

「俺も食うんだからな!取っとけよ!」

「当然!私もなんだからね!」

「お前ら…。」
エレンが唖然としていると

「なに突っ立ってんだ?エレン!」

「作業にもどんねーとバレちまうぞ!」

「お昼はまだ先だよ!」


私も自分の持ち場につき作業を始めた。
「訓練所で何してたのー?」

「んー?調査兵団になる訓練!」

「すげー!俺にも教えて!」

「いいよー!」

その時いきなり雷が落ちて目の前が真っ暗になり、そこから……



何かが現れた。


それを巨人と判断するまでに時間がかかった…。
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