[進撃]ゆめみち

□リヴァイ級
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「あっ!」

思わず息をするのを忘れていた
言葉も出ないくらい
これは緊張でも恐怖でもない

唖然だ。

なにも考えることが出来ないまま私達は巨人によって吹き飛ばされてしまう。
こんな簡単に…


私たちは立体機動に移り落下を防いだ。
気絶してしまった一人はサシャが確保し、死人が出ずに済んだ。

「なんなの!?」

もうそんなことを言わなくても本当は分かっている。

巨人が今度はウォール・シーナにやってきた。

「なんだ…あれ。」

コリーが真っ青になって下を見る
それを辿って下をみると私も言葉につまってしまった。

「壁が…壊された。」

誰かがつぶやく

一番に動いたエレンは、私達に冷静な指示を出し、最初に巨人に立ち向かった。

「固定砲整備4班!!戦闘準備!

目標目の前、超大型巨人!!

これはチャンスだ、絶対逃がすなぁ!!」

そうだ、自分もエレンのようにしっかりしなきゃ…

私は移動してサシャが助けたザベルを下ろす手伝いをする。


やっと下ろした時、私達の上から固定砲や石が落ちて来た

私は彼を抱えて立体機動に移る

「す、すまねぇ。」

「大丈夫だからね!!しっかりしてよ!」

ここで超大型巨人出現の作戦が開始されただろう。

「あんたを連れて一旦本部に戻るね!」


本部に戻るとみんなが忙しそうに走り、「お前達訓練兵も、卒業演習を合格した立派な兵士だ!!本作戦での活躍を期待する!?」と、叫ぶ上司

「君を守る。」と約束し合う恋人達。


私だってイチャイチャしたいよ!
クソ!幸せになれ!

そうは思うけど正直私だって焦っている。

初めてあんな間近で巨人を見た。

もし死んでしまったら…。
私が…。

いや、私はこのことを覚悟して兵士になったのだ…。

でも私は…






死にたくない。
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