[進撃]ゆめみち
□リヴァイ級
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私の焦りは更に増す
生ぬるいところで育ったせいなのか、これが『人』なのか…
エレンはあんなに落ち着いていた
普段だったら私の方が落ち着いている筈なのに。
みんなの足手まといになったら
思いたくなくても考えてしまう
自分はそんなことに
<落ち着け。>
「あ…。」
思い出した
あの人の言葉
リヴァイ。
大丈夫だ…リヴァイが教えてくれたじゃん。
<いいか、恐怖は捨てろ。
その心構えが仲間を助ける。>
分かったよ。
聞いてあげる。
これが後になって
"化け物"となる。
私達兵士は一斉にウォール・ローゼを荒らす巨人に向かっていった。
私は巨人を倒すことに集中する
今まで木が相手だったが今度は巨人だ、立派な練習台がある。
ワクワクして仕方がない。