ヘリカル・モートリスの書

【し】 9件

【司政院 (しせいいん)】
宮国の政治機関。司政官は宮守とちがって現実的な考え方の人が多く、宮守とはあまり仲がよくない。ネヴィリルの父ハルコンフが副院主をつとめる。


【シヴュラ (しびゅら)】
宮国の巫女。大人になる前の少女だけが、シムーンに乗ることができる。テンプスパティウムのクロスのペンダントに翼が左右そろっているのが巫女の証。シヴュラは宮守のいる各地の大聖廟(テンプスパティウム宮)から、アルクス級などの空陸艦へハケンされたりする。
(画像は左がフロエ、右はモリナス)


【シヴュラ・アウレア (しびゅらあうれあ)】
「黄金の巫女」という意味で、もっとも優秀なシヴュラに与えられる称号。今はネヴィリル。一人しか選ばれないので、シヴュラ・アウレアになった人が巫女をやめないかぎり次のシヴュラ・アウレアはいない。


【司兵院 (しへいいん)】
宮国の公安や警察にあたる組織。武力をもち、宮国の人々を守る。司兵官は私たちシヴュラとちがって男の人が中心で、シムーンがなくても犯罪者や武装テロなどを制圧できるように訓練を受けている。


【シミレ (しみれ)】
シミレ・シムーン。ヘリカル・モートリスをひとつしかつんでいないのでリ・マージョンは使えない。そのかわり一人でも動かせるし、シヴュラ以外の人でも訓練すれば乗れるようになる。エクエア(訓練生)とシヴュラの訓練や、輸送、偵察、伝令など簡単な任務にも使われる。


【シムーン (しむーん)】
(Simoun)
「神の乗機」とよばれている、空をとぶふしぎなキカイ。2基のヘリカル・モートリスをつんでいて、ひとつが空間の力をもち、空高く、速く、自由に飛べる。もうひとつは時間の力をもち、パルになった二人のシヴュラが祈ることで、リ・マージョンを使える。
コール・テンペストのシムーンには、モリナスが1機ずつ名前をつけている。


【シムーン球 (しむーんきゅう)】
すべてのシムーンに標準装備されている(シミレにはない)制御装置。アウリーガ席とサジッタ席の間にある緑色(半透明)の大きな球体。パルの二人がここにキスすることでシムーンを起動し、飛行中は祈りによってリ・マージョンの形を示す(複数機なら祈りが強い者を優先)。飛んでいる間シムーン球は淡く(リ・マージョンのときは強く)光っているが、集中を乱したりパルが反発していると点滅、どちらかが気絶など制御を失えば光が消えてシムーンは高度を保てなくなり(ゆっくりだが)やがて落ちる。


【礁国 (しょうこく)】
アルゲントゥム礁国。宮国のとなりの国で、すぐれたキカイ文明をもつ軍事大国だけど、環境汚染がひどくて、宮国の豊かな土地とヘリカル・モートリスを狙って侵攻してくる。礁国の飛行機はプロペラ機ばかりで、あまり高くとべない。


【食堂 (しょくどう)】
ロードレアモンが「メッシスの食堂はメニューが少なく不満」と言ってたけど、アルクス・プリーマが極端に多いだけで、アーエルに言わせればメッシスが普通。何より、メッシスでは毎日マミーナの手料理が食べられる。



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