その他夢

□いつも通りのある日のこと
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いつも通りのある日のこと、いつも通り私と獄寺くんと山本は仲良く遅刻をした。
そしていつも通りヒバリさんに殴られ、のびた二人。
二人を必死に庇おうとし、いつも通りヒバリさんの顰蹙を買い、私はいつも通り応接室に連行されていった。








「ああいうのは、嫌です」


つり目なヒバリさんに負けまいと必死に目をつりあげた。
因みに私は今這いつくばって床を雑巾がけしていて、いつも以上に説得力がない。
と言うか睨んでいる意味がない。
ヒバリさんは書類をめくる動作を止めずに無言を貫いている。
でもちょっとした口答えに私は勇気をフル稼働させていた。


「私みたいに罰掃除にしてください……他の人にも」


女子は殴らないと言う精神は素敵だけど、女子も殴らないにして欲しかった(あれ、でも私よく殴られてる気がしてきた)
まぁつまり、暴力反対!


「嫌だ」


短くキッパリとした返事に私は「ですよね」と返すしかなかった。
でも大切な友人が殴られ、自分だけ助かっているようでいたたまれないのだ。


「君たちが遅刻しなければ良いんだよ」


不愉快だと言わんばかりに顔をしかめたヒバリさんに、その通り過ぎて言い返せずに情けない気持ちで床を磨いた。





いつも通りのある日のこと
(毎週木曜日は遅刻しないようにしようっ)(毎日でしょ?咬み殺すよ)
 

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