「どうして…!こんな酷いことをするのっ」
尻尾が切れたヤドンを抱えて叫ぶ少女。こんな声も出せるのかと感心した。
「酷い?ヤドンの尻尾など直ぐに生えます」
足下で寝転がっているヤドンの尻尾を掴みズバットにきりさかせる。少女は小さな悲鳴をあげた。どうにも加虐心を煽られる少女だ。さっき戦ったコトネと言う少女とはまた違う、自分の手で泣かせて悲鳴を上げさせたいと言う欲求が湧き上がる。
「やめてっ!ヤドンは痛いのっ」
シアーブルーの青い瞳から溢れる大粒の涙に久しく感じなていなかった高揚感を感じた。尻尾を放り投げてへたり込んでいる少女に歩み寄る。先ほどの戦闘で二つに束ねられた少女の髪は無造作に下ろされていた。腰をかがめてその髪を掴み上げると痛いと言って泣いた。これは、良い玩具だ。
「私はアナタが気に入りました」
にっこり笑って深い青を見つめる。恐怖と悲壮とが入り混じった瞳。
「私と一緒に堕ちませんか?」
もっとも、一緒に堕ちたらこの興味も失せてしまうのでしょうねぇ。
「……堕ち、る…?」
どうやら最初に当てた攻撃のダメージがジワジワきたらしい。顔色が悪く、唇も震えて色を失っていた
。
「アナタとそのポケモンならロケット団でも上までのぼれます」
その言葉に少女は色を失った唇を強く噛み締めた。その表情が気に入って、横たわる少女の手持ちポケモンを踏みにじった。
「やめてぇっ!」
「なら、言うことを聞きなさい」
毒を流し込むようにゆっくりと囁く。そうする間にも足に力を入れることも忘れずに。苦しげにあがる鳴き声に少女へ流し込んだ毒はすぐ致命傷となる。
精々私を楽しませなさい。(痛みに顔を歪め、涙を流して請うが良い)
鬼畜ランスさん(^q^)