D.Gray−man
□破魔の姫君
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皆が集まる教団の食堂に
不穏な空気が流れた。
「このお茶飲むだけさ!!」
「てめーが言うと、なんかあぶねぇんだよ!!絶対飲まねぇ!!」
「飲めってさ!!」
そんな2人の喧嘩の原因は、というと。
それは数時間前のこと
↓
「ラビー。コムイ兄さんから」
「!!ありがとさ〜リナリーっ」
無色の液体が入った小瓶をリナリーから受け取るラビ。そのラビのうれそうな顔に、リナリーは苦笑いを浮かべた
「ラ・・・・ラビ。凄く、うれしそうね」
「ンフフ〜w」
「その小瓶に入っている液体ってナニ?」
「ん?コレさ?コムイに前々から頼んでおいた薬さwコレを飲ますと男が女になるんさ♪ま、一時的らしいさ」
「・・・・・そう。で、それを神田に?」
「そうさw・・・・・・・だってさ〜今までのユウから俺への仕打ちを思い出すと・・・・(遠い目)ちょっとはオイシイ思いしてもいいじゃんさ!!」
半泣きでリナリーに訴えるラビ。
「そ・・・そうね。まぁ」
「じゃっまたさ〜!!!」
こうしてラビは小瓶を握り締めて、食堂で昼食を取っているユウのところへ走っていくのだった。
↓
「さっさと飲むさぁ〜!!」
「黙れ!!てめーが飲め!!」
「もういいさ!!」
「は!?っうわってめ・・こっちにコップを」
ラビは持っていた液体の入ったコップの中身をユウの頭からぶちまける。
「・・・・・(ポタッ)・・・・・(ポタッ)・・・・オイ。ラビ」
「あ、ごめんさ(←悪ナシ)」
「ごめんじゃねぇ!!・・・・・・・っあぁ!?」
「あ?」
「−−−−−−−−−−!!!!????」
「あ、ユウー」
ユウは、一気に赤面するとダッシュで自分の部屋へと駆け込んでいく。
「・・・・これは・・・・効果アリさ?」
コレでついに・・・・と、ラビは奇声を上げた(笑)
「本当・・・・長かったさぁ・・・」
(※薬が完全に効くまで多少時間がかかるということなので、おとなしく待つラビ)
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