銀魂長編小説

□傍に居なくても 1
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「ったく、酷ぇ目にあった」

やっと元の姿に戻ったと思ったらあれだもんよ。
とりあえず神楽に臭えやらなんやら言われる前に風呂に入っとくか

「…ちゃんと入れてんだな」

浴室を開くと、ちゃんとお湯を張られた浴槽があった。
帰って来た。そう実感させられる。
何だよ。うちの嫁さんは随分しっかりしてくれちゃってんなあ。

一応体を洗ってから、張ったばかりであろう湯船に浸かると、どうしようもなく新八に逢いたくなった。

溢れ出す想い。
まるでこの温かいお湯の様だ。

「新八…」

また泣かせてしまっただろうか、










2010.03.25

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