07/20の日記

15:44
左近+三郎次×団蔵A 10万打アンケートより※裏
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はふはふと熱い吐息を漏らしながら潤んだ瞳で見つめられたら我慢なんてできっこない。だって、だって好きな人から求められたら誰だってそうでしょう?

左近の理性よさようなら。こんにちは本能。

三郎次に抱かれている団蔵にゆっくりと近付く。頬を触るとやはり普段より数倍熱い。興奮して火照ってるんだ。
真っ黒な瞳に映る左近の瞳も、濡れて扇情的になっているのに気付く。まだ十一歳なのに僕もこんな顔しちゃうんだ。何だかいけないことをしている気分で、なのに何故か興奮してしまう。

キス、したい。

そう思ってしまうのはごく自然なこと。団蔵の唇へ誘われるように吸いついた。



「ふ…」



ちゅ、とリップ音をたてて一度離れる。
が、そんなキスで到底我慢できるはずもなくもう一度触れる。今度は深く、深く。



「んっ、…ん、んぅっ」



舌を強引に侵入させると団蔵の肩が跳ねた。それが嬉しくて更に舌は動く。
歯列をゆっくりなぞり口蓋も丁寧に。戸惑う舌に自分のそれを絡ませ優しく吸い上げれば小さく甘い声が漏れた。

名残惜しげに唇を離すと二人を繋ぐ銀色の糸が視界に飛び込んでくる。
こんな糸ができるくらい僕は…。
ドクドクと脈打つ心臓が一層激しくなる。



「苦しかったか…?」



無言でプルプルと首を振る団蔵。表情から気持ちよかったのだと伺える。



「左近ってば舌入れたのか。ずるいぞ」
「お前だって入れただろっ?しかもファーストキスまで奪ってるくせに」



何が「ずるい」だ。左近からしてみたら三郎次のほうがよっぽどずるい。



「…確かにファーストキスは奪ったけど舌は入れてないよ」
「え、嘘」
「だから団蔵、俺とも左近みたいなキスしよーぜ」



そう言ってかぶりつくように団蔵の唇を奪う三郎次。また甘い声が漏れる。

初めて見るキスシーンは酷く生々しくて左近には刺激が強すぎる。しかもそれをついさっき自分がしたのかと思うと頭が沸騰しそうだ。
侵入する三郎次の舌も受け入れる団蔵の舌も丸見えでそこから目が離せない。
角度を変え何度も何度も舌を擦り合わせている。
見ているだけで感じてしまうなんて、はしたない。


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