01/06の日記

11:36
庄団A※裏 10万打アンケートより
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引き戸が開いた気配にすら気付かなかった。
恐ろしく冷静な低い声に驚いてそっちを見ると委員会帰りの庄左ヱ門の姿が。手にはトレードマークとも言える学級日誌。
初めに団蔵と伊助を見、その次に茶菓子とひとつだけ口が付けてある湯呑を見、また二人に視線を戻した。



「…伊助、団蔵に何かされた?」



火照ったはずの体に悪寒が走る。
何も説明していないのにこの状況だけで大体何かあったのか推測したんだ。伊助が団蔵に何かをしたのではなく、団蔵が伊助に何かをしようとしていたということも。

あまり状況が分かっていない伊助は「いや、何も」と団蔵から顔を背けた。その頬が赤く染まり、腕が団蔵の動きと似ていたことは庄左ヱ門と本人しか知らない。



「ごめん、ちょっと教室に忘れ物したからとってくる」



庄左ヱ門の脇をすり抜け部屋から消えていく伊助。
庄左ヱ門と二人きり。待ち望んでいたはずなのに今は恐ろしい。快楽に流されかけていた脳みそが氷点下まで冷え切っている。

ため息をついて引き戸を閉め、学級日誌を机に置く彼の姿を呆然と見つめる。褌をひん剥いて自身の中に突っ込む当初の計画は綺麗さっぱり忘れているようだ。



「まあ間違いは誰にだってあるよね」



優しい声色に反して眼光は鋭い。ぺた、と頬に触れたその手の感触に「ひっ」と甘い声を漏らした。



「僕に飲ませるはずだった媚薬入りのお茶を間違って自分で飲んじゃったりとか」
「う…あ…」
「団蔵らしくて可愛い間違いだと思うよ」



でもね、



「伊助を誘惑してたのはちょっと許せないなぁ」



細めていた目が開き鋭い光が宿る。語気を強めた庄左ヱ門はそのまま団蔵を力任せに床へ押し倒した。



「いった…!」



後頭部を打ってしまった。絶対コブができたであろう強い音と痛みが頭に広がる。
しかし痛みに嘆く暇もなく庄左ヱ門の手が団蔵の腰紐にかかった。「ちょ」とか「え」とか言葉にならない言葉を発している間にあれよあれよと脱がされ下半身はすっぽんぽん。媚薬で力が入らない体が憎い。ろくな抵抗もできなかった。



「もうこんなにヒクヒクさせて…」



丸見えになってしまった恥ずかしい場所。両膝を抱えられ食い入るように見つめられ青かった顔が再び赤くなる。
薬のおかげでそそりたってしまったソレから粘液がとめどなく溢れだし、秘部を濡らしお尻のほうまで垂れている。
刺激を待ちわびるそこは収縮を繰り返し、団蔵は外気の冷たさにも快楽を感じていた。



「や…、庄…、聞いて…違うんだ、あれは…」
「それ、浮気した人のお決まりのセリフ」



秘部に触れる熱いものは庄左ヱ門自身。弁解しなきゃいけないのに、欲しかったソレが、待ちわびたソレが目の前にあって上手く喋れない。



「しょ、…あ、あ、それっ」



入れて、と口に出すことはなかった。それよりも早く入れられたから。
狭い入り口をこじ開けられ侵入してきたその衝撃が堪らなく愛おしくて団蔵は仰け反った。



「あああぁっ!」



さすが媚薬とでも言うべきか、いとも簡単に果ててしまった。

…何だこれ。

その大きすぎる快感に頭が真っ白になり瞳が大きく開く。
媚薬と言えども普段の気持ちよさがちょっと強くなるだけだと思ったのに。飲んでしまってからも薄々感じてはいたけれど、これはヤバい。



「すごいな、入れただけでいっちゃった」
「ひっ、いっ、庄っ!」
「よっぽど入れて欲しかったんだね。何せ伊助を誘うくらいだもの」



腰が引き抜かれる。
「あ…あ…」と漏れる声が襲い来る快楽に期待していると分かる。



「この、尻軽」
「〜〜っ!」



暴言と共に奥へ打ちつけられたソレに目の前がチカチカする。





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