遙か平安の時弐章

□幕拾壱月
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遙か平安の時―幾千もの時を経て―平安編【再び武士団へ】





『よしっ!』



(水)「大丈夫?今日から僕付いてないけど?」



『大丈夫だよ!子供じゃないんだから!』



(水)「否、僕からしたら赤子同然だからね?」



『龍と人を一緒にするな!大丈夫だよ!1年前と同じで武士団に通うだけなんだから!あの時より強いしね!』



(水)「僕、どうしても不安でしかない」



『信用ないな、おい!もう!行ってきます!!!』



(水)「雷魅、気配消してお願いしてもいい?」



(雷)「ああ」



(水)「はぁ…何だろ、初めてお使いに行かせる気分だよ」



(土)「水輝、いつから親龍みたいになったの?」



緊張とワクワクで足元がふわふわするな…。



『…はぁあぁあ』



緊張してきた…何でこんなに緊張してんの!?



否、でも入らなきゃ!!!



あたしは、門を潜った。





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