遙か平安の時参章
□幕肆夢
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遙か平安の時―幾千もの時を経て―挑戦編【成人龍と赤子虎】
『昌亜―!佳子様の所行ってくるねー!』
(昌)「あぁ」
(圭)「出かけるのか」
(颯)「久しぶりだよね、三ノ宮の姫の所は」
(昌)「あぁ」
『佳子様ー失礼します!』
(佳)「聖華殿!お久しぶりです」
『こんにちは!最近なかなか顔を出せず、申し訳ございませんでした。調子は如何ですか?』
(佳)「変わらずです。聖華殿も体調は如何ですか?」
「変わらずです」
久しぶりに会う、佳子様と他愛のない話をし過ごした。
(?)「三ノ宮の姫、失礼致します」
(佳)「どうぞ!もうそんな時間?」
『お客様ですか?』
(?)「失礼致します。姫、お勉強のお時間…御客人でしたか…ッ!」
(佳)「聖華殿、こちら治部少丞にお勤めで、週に3日私に勉学を教えにいらして下さっている海髪是木道寿(おごぜきみちひさ)殿です。道寿殿、こちら私の友人で笹園武史様のお孫様の笹園聖華殿です」
『どうも、初めまして♪』
(道)「はっ初めまして」
『佳子様、あたしはそろそろ戻りますね』
(佳)「はい、またいらしてくださいね」
『失礼します』
(道)「…三ノ宮の姫!あの御方とお知り合いだったのですか!?」
(佳)「えっえぇ…はい」
『佳子様もしっかり外の方と関わり持ってるんだな…。そう言えば、鈴に会わなかったな…』
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