遙か平安の時参章
□幕漆夢
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『その気持ちには、応えられないな〜//笑』
(祈)「//笑//テメェら!引くぞ!」
(男)「お頭!?」
(祈)「次に会った時は必ず、俺の元に着たいと言わせてやる」
『精々、頑張って下さいな♪』
(桃)「………」
『さて、帰りますか!』
(桃)「そうだな。横抱きと背負われるのどちらが良い?」
『えっ?何急に?』
(桃)「裸足で帰る訳には行かないだろ?」
『あぁ…。別にあたしは良いんだけど』
(桃)「お前が良くても俺は困る」
『じゃ、お言葉に甘えておんぶにするわ。お姫様抱っこは恥ずかしい』
(桃)「ほら」
『重いって言わないでよ?』
(桃)「俺はそんなにやわじゃないさ」
『よろしくお願いしまーす』
「『ッ!』」
桃吾の背に乗り、立ち上がった瞬間、桃吾から沸いた血の様な、熱い気が駆け巡って来た。
『今の…桃吾…。もしかして…桃吾は、朱雀の末裔なの?』
遙か平安の時―幾千もの時を経て―挑戦編【盗賊の頭、祈和】
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