遙か平安の時参章
□幕拾壱
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遙か平安の時―幾千もの時を経て―挑戦編【朱雀と白虎】
絶対、こんな場面に立ち会う事は無いだろう。
貴重な経験だ。
演奏である和楽器。現代ではなかなか聞く機会も無い。
舞だって、見る機会ないだろう。
舞台に舞手である男性が上がって行く。
和楽器の音色に合わせて踊って行く。
何て言葉にすれば良いのだろう…。
言葉に出来なくて只、その舞手から目を離せずに見入るしか無かった。
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