遙か平安の時弐章
□幕肆月
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(小)「聖華殿?よろしいですか?」
『ッ…はい?』
(小)「私、これから少し出るんですけれど、一緒に行きませんか?」
『…いえ、あたしは良いです。部屋にいます』
(小)「ずっと部屋に引きこもってるのも良くないですよ?まだ京の街を案内してませんし、太陽の日を浴びましょう?」
『いえ、外に出ても妖退治出来ませんし』
(小)「じゃぁ、荷物持ちして下さい!人手は多い方が良いですから」
(水)《少しはさ、動いた方が良いんじゃない?》
『…じゃ、それなら…』
(小)「ッ!決まり♪」
『何処に行くんですか?』
(小)「市だよ。ほら最近、聖志は三宮の姫の所に行ってるでしょ?いくら早い夕餉を食べてても、一晩中起きてるのって大変だし、お腹がすくと思って。私に出来ることってこれくらいだし」
『何で、望まれてもない事するんですか?』
(小)「何かするのに理由なんて要らないと思うの。人に親切にする、優しくするって当たり前の事だし。頑張ってる人を応援するのだって普通でしょ?//笑」
(麻)《//笑》
『…アイツの事が、ホント好きなんですね//微笑』
(小)「えっ//真っ赤//あっ否、好き嫌いじゃなくて、聖華殿にだって応援とか差し入れとかするよ!?友人だし//汗」
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