遙か平安の時参章

□幕参夢
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(棣)「主様ー!」



『ッ!』



(汞)「主君!ご無事でしたか!?」



『桜虎!』


ズカズカズカ



(煉)「何処に行ってたんだよ!?」



『どこって』



(煉)「気がついたら居ねぇし!戻っても居ねぇし!ふざけてんのか!?」



(壟)「ちょっと、言い方悪過ぎ」



『はぁっ!?あたしも必死で追いかけたわ!でもね、あたしは空飛べないの!走るしかないの!いくら毎日日課で走っても疲れるものは疲れるし、追いつかないものは追いつかないし、無理なもんは無理なの!』



(鐙)「主、落ち着いて下さい」



(汞)「元はと言えば煉が突っ走るのがよろしくなかったのですわ。様子を伺わず、いきなり突っ込むから逃げられたのです」



『あ゛ぁもー帰るよ!//怒』





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