遙か平安の時参章

□幕参夢
3ページ/4ページ


『ふぁ〜』



(颯)「間抜けな顔」



『はっ!?//怒』



(颯)「えっ?//汗」



(昌)「何をそんなに機嫌が悪いんだ?」



『あぁ…ゴメン。ちょっと色々あってね…』



(圭)「寝不足か?」



『あ…寝不足だね』



(颯)「えっ最近全然忙しくないよね?むしろ暇なくらいじゃない?」



『あぁ…武士団はね』



(昌)「余裕が無きゃ、桃吾の外出も頻繁に許可は出してない」



(圭)「最近、何でこんなに暇なんだ、昌亜?」



(昌)「依頼が無ければ動けない。帝の三の姫も最近落ち着いているようだ。聖華の式が居るからかな」



『それなら、良いんだけどさ…』



(颯)「桃吾も、なかなか戻ってこないね?」



(昌)「確かに、今日は遅いな?」



『彼女でも出来たんじゃないの?』



(昌・圭・颯)「かのじょ?」



『あ…んと…意中の女性』



(颯)「この間も言ってたけどさ、何でそんなに女性と会ってるって思うの、聖華?」



『だって、みんな年頃でしょ?そろそろ、昌亜だって圭介だって奥さん迎えてもいい頃でしょ?』



(昌)「俺はまだ…兄がこの間夫婦になったばかりだからな」



(圭)「俺も別に」



(颯)「そう言う、聖華はどうなの?」



『あたし?あたしは夫婦になるつもりは全くないよ?そもそも、武士団で幹部に居るような女、誰も欲しがらないでしょ♪それに、いつかあたしがいた世界(所)に戻るしね』



(昌・圭・颯)「………」





.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ