遙か平安の時参章
□幕拾壱
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「舞はどうだ?」
『ッ!明久…』
「見る機会などないだろ?」
『なかなか無いよ。素敵だね』
「今、しっかりと見ておけ」
『うん』
初めての舞を同じ魂のかつての自分と観ている。
こんな事、あるのだろうか?
あって良いのだろうか?
そんな事を思いながら観ている時だった。
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