遙か平安の時参章

□幕壱弐
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『ここは?』



(男)「神龍寺家で御座います」



『神龍寺家って…圭介の実家って事!?ちょっちょっと待って下さい!あたし神龍寺家に呼ばれる覚えないんですけど!?』



(男)「私達は貴女をお連れする様命じられただけですので」



『否々!はいそうですかって言いませんよ!?』



どうすれば良いの!?



(?)「やっと来たか」



『貴方は…圭介の上のお兄さん…』



(遙)「神龍寺遙祐だ。其方は何者だ?」



『何者って…。貴方が呼び出した癖に何者だは何ですか!?』



(遙)「普通の女人…否、人とは違う。其方が纏っている気、只者では無い。何者なのだ?」



『あたしは陰陽師の家系で祖父も兄弟も力の強い術師で、誰かの為に力を使いたい為に武士団で力を奮っているただの女ですよ』





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