遙か平安の時弐章

□幕陸浮
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遙か平安の時―幾千もの時を経て―【魂の記憶】






『はぁ…ん?』




(女子)「最近、貴女調子に乗り過ぎじゃ無い?」




(麻)「えっと…」




(女子)「零也くんに声掛けられたからって調子に乗んないでよ?」




(麻)「別に調子に乗ったつもりは…」




(女子)「はっ?あたし達に盾突くの?」




(麻)「否、盾突くつもりもありませんケド…」




(女子)「これ以上、零也に近づかないで。零也はあたしと付き合ってるの」




(麻)「…………」




(女子)「彼女であるあたしが言ってること、分かるでしょ?」




『誰と誰が付き合ってようと、誰と誰が友達になろうと、誰と誰が話そうと、誰と誰が関わりを持っても、それはその人の自由だケドさ』




(女子)「貴女…」




(麻)「高橋さん…」





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