遙か平安の時弐章
□幕玖浮
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遙か平安の時―幾千もの時を経て―【初めの一歩】
『………………』
〈(神)[明日、10時にウチに来て]
『はいッ!?何で!?』〉
『…はぁ。入るか…あっ』
(泰)「ッ!…オマエ、今日は何しに来た?呼んだ覚えは無いが?」
『あっ否…』
(泰)「もしかして、思い出したとか?」
『いえ、全然。社弟に呼び出されたので…』
この人、ちょっと苦手だな…。
(泰)「昔は、何処に居ても中心に居たオマエが、全く覚えてないって言うのも皮肉な物だな…」
『あの…』
(泰)「んまぁ上がれ」
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