遙か平安の時弐章
□幕弐月
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遙か平安の時―幾千もの時を経て―平安編【その少女、聖志の生まれ変わりにつき】
(晴)「ろくに霊力も無く、親のスネをかじり親のコネでその階級(地位)に居、口先だけのお主より余程、背を預けられる」
(男)「ッ!」
(武)「さぁ仕事に戻るのじゃー」
(晴)「さぁ、お主はこちらだ」
『………………』
これは…マズイ気がしてならない…。
(昌)「晴明様、武文様。私は帝の下に戻らねばなりませんので、申し訳無いのですがこれで…」
(武)「否々、寧ろ面倒をかけたの」
(昌)「いえ、とんでもございません。では、失礼いたします」
『………………』
(武)「さて、お嬢さん。付いてきなさい」
『………………』
(武)「何、とって食いはせん。ワシ達はお主の味方じゃ」
(晴)「逃げても逆に自分の首を絞めるだけだ」
『………』
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