遙か平安の時弐章
□幕玖月
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遙か平安の時―幾千もの時を経て―平安編【山籠もり】
その日から、毎日のようにその里へ向かった。
颯輔や市花ちゃんとも仲良くなって、稽古の合間の昼休憩が待ち遠しくなった。
『はぁ…やっと休憩だ』
ここ1週間、休憩時間外に出られる余裕無かったからやっとこ2人の所へ行ける!
(桃)「毎日毎日、飽きずに通ってるようだけど」
『………』
(桃)「あの里へ行くのは止めといた方が良い」
『アンタには関係ない…』
(昌)「放っておけ。その内飽きる」
(圭)「でも、あの辺りって確か疫病が流行っていたと思ったけど」
(桃)「………」
『何であたしが通ってる所バレてるの!?』
(水)「だって尾行されてたよ?」
『それを早く言えぇえ!!!』
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