遙か平安の時弐章
□幕壱浮
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『…………』
「何やってるの、高橋さん?」
「何時ものヤツでしょ」
「何時もの?」
「知らないの?有名な話だよ。生まれつき、見えないモノが見えて聞こえない声が聞こえるって話」
「それって、霊感があるって事!?」
「さぁ〜。本人に聞けば?って言っても、近寄る子すら居ないケド。祟られる〜って」
「えっ止めてよ〜♪」
『…………』
どう、通るか…。
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