遙か平安の時弐章

□幕捌浮
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(泰)「…手を貸せ」



(麻)「えっ…?」



(泰)「アンタの方が、前世の記憶を引き出しやすい」



(麻)「引き出す…?」



(泰)「知らない名前が頭に木霊しないか?」



(麻)「…します」



(泰)「…………」



(麻)「ッ!

《(氷)「お初にお目にかかります。我らは、主、聖志様より小夜姫様を御守りする様命じられた」



(木・土・水・火・氷・雷)「桜龍と申します」



(木)「我は木の気を扱う、名を木鬼」



(土)「我は土の気を扱う、名を土ッ都」



(水)「我は水の気を扱う、名を水輝」



(火)「我は火の気を扱う、名を火上」



(氷)「我は氷の気を扱う、名を氷琥」



(雷)「我は雷の気を扱う、名を雷魅」





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