JOJO's

□其々の愛
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明方、一仕事終えたリゾット・ネエロはアジトに戻りリビングでくつろいでいた。
リゾット以外に、ペッシ、イルーゾォ、ホルマジオ、そしてプロシュートがアジトに戻っていた。
みんなまだ眠っている。正確には眠り始めたものもいるだろうが、アジトはとにかく静かだった。
リゾットはソファに深く腰を下ろし、溜息を吐きつつ黒頭巾を脱いだ。
すると背後から誰かの足音がした。
足音の主を確信したリゾットは肩の力を再び抜いた。

「よぅ、リゾット」

足跡の主は眠たそうに目をこすりながら、リゾットの隣に腰を下ろした。

「起こすつもりはなかったんだが。」

「気にすんな、勝手に起きただけだ」

少し癖付いてしまった金髪を軽く結わえると、プロシュートは立ち上がった。

「珈琲、飲むだろ」

「あぁ、頼む」

暫く待っていると、珈琲の香りと、
プロシュートの鼻歌が聞こえてきた。

(なんだったか、聞いたことある曲だ)

「出来たぜ」

「すまないな」

珈琲を受け取り、そのまま一口飲む。
カップをテーブルに置きつつ、
プロシュートに先ほどの歌の正体を聞く。
プロシュートはカップに視線を落としたまま答えた。

「hope、だとよ」

鼻で笑いながらプロシュートは続ける。

「一昨日殺した餓鬼が最後の最後まで歌ってやがったのが耳についちまってなぁ、ハハッ笑っちまうよな。」

眉を一瞬細めてから、プロシュートは「殺されるってのに希望を歌うなんてなぁ」そう言った。
言いつつプロシュートは珈琲を飲む。
リゾットはただ黙ってベランダを眺めた。
じきに日が昇る、白い光がそう告げている。

「プロシュート、少しいいか」

言うや否やリゾットはプロシュートの手からカップを奪い、テーブルにおくと、そのままプロシュートを抱き上げた。
驚くと同時にプロシュートは抗議の声を上げる。

「何すんだリゾットッ!!降ろせ‼︎」

「・・・何も心配するなプロシュート。」

「あぁ?!この状況下で貞操の危機を感じるなと?」

「・・・俺もお前も、大差無い」

「は、はぁ?!」

状況が読み込めないプロシュートをそのままに、リゾットは廊下を突き進み、自室へと入っていった。
寝室へと迷いなく進み、プロシュートをベッドに寝かす。
起き上がろうとするプロシュートの唇にリゾットは自分の唇を当てがった。
最初こそ首を振って逃れようとしたプロシュートだったが、何度も口角を変え、キスが深くなっていくと、リゾットの首に手を回し、受け入れた。

「お、おいリゾッ・・・ん、・・・んふッ、ふぁ、、ぁん」

リゾットはキスを深めながらプロシュートの体をベッドに沈めた。
左手でプロシュートの頭を固定し、
右手ではプロシュートの両手を上の方でひとまとめに握った。
左脚をプロシュートの股間にあてがい、緩く動かす。
プロシュートはビクッと身体を震わせた。
やっとリゾットが唇を解放すると、プロシュートは酸素を求めるあまり目を瞑った。

「っはぁ、は、はぁ、、、んぁ、リゾッ、ト、テメェ、ぁあ、んッ」

プロシュートが酸素を求めている間、リゾットは上半身裸になり、プロシュートにキスの雨を降らせつつ、左手で胸の突起を弄っていた。
その間にも緩々と左脚を動かす。

「ァ、アッヤメッ、ま、、、ッ!んぁ、・・・クッ」

プロシュートの反応を見ながらリゾットは確実に行為を進めていく。
唇でプロシュートの突起にしゃぶり付くと、面白い位にプロシュートの体が跳ねた。

「ぁんッ、て、テメェ、、、ンッ、乳首ばっか、、はぁ、ぁあ゛ヤメッ」

「そう言ってこんなに濡らしてるのは誰だ」

そう言いながらリゾットはプロシュートの中心を握りこむ。

「ヒッ⁉︎んぁぁぁぁあああ!」

軽く足を痙攣させるプロシュート。
空イキに近い事をした為か、呼吸を必死になって整えようとする。
快楽に耐えるため、リゾットの背中に無意識に爪を立てる。

「く・・・ッ」

リゾットが小さく痛みに耐えつつ、プロシュートを裸にむしる。
乳首は硬く立ち上がり、反り上がるソレの所為で下着は汚れていた。
白い糸を引く其処を、リゾットは口内に含んだ。途端。

「んぁぁぁああああ、!」

プロシュートはイッた。

「はぁ、はぁ、」

「ふっ、今日はやけに早いな。」

「や、はぁはぁ、やかま、しぃ、、、ッ」

イッたばかりのプロシュートの其処を再び口に含む。
苦しそうに快楽に耐えるプロシュート。
それに対するご褒美だと言うように、リゾットはしゃぶった。

「んぁッ、ヤメッ、ろ、、また、、、イク・・・ッ」

プロシュートがいきかかるすんでの所でリゾットは止めた。
それを恨めしそうにプロシュートは睨んだ。
だがリゾットは気にすることもなく、ローションをサイドテーブルから取った。

「ま、はぁ、、はぁ、、マジかよ、」

ローションをプロシュートの後ろの蕾に塗りたくり、指を入れる。

「アッ、はぁ〜ッ、、、う、ッ」

出入りする快楽に抗いたいプロシュート。
しかし、3本目の指が入ると敢え無く、

「アッ、ア、ーーーーッ!!んぁ」

逝った。

息を整えるプロシュートにリゾットは囁く。

「挿れるぞ・・・」

「え、ま、ーーーーッ!んふぁッ?!ん、ん゛〜ッ」

「はぁ〜ーーーーップロシュート、プロシュートッ・・・!」

腰を激しく打ち付けながら、リゾットは仕切りにプロシュートの名前を呼んだ。
プロシュートはその呼びかけに答える代わりに、リゾットの首筋に噛み付いた。

「ーーーーッ!」

リゾットも負けじとプロシュートの肩や首筋に痕を残した。
プロシュートの腰が自然に揺れ始め、
絶頂が近いことを知らせる。
するとリゾットはプロシュートの前立腺を思いっ切り突いた。
プロシュートの体は弓の様に仰け反り、からだをふるわせる。

「アッ、アーーッ!!」

プロシュートがイクとどうじにリゾットも達した。
リゾットのを中に感じつつ、プロシュートは意識を手放した。

リゾットはプロシュートにキスをすると、暫しそのままだったが、重い体に鞭打って後処理をした。
再びベッドに戻った時、リゾットは眠るプロシュートに囁いた。

「お前はお前が思っているほど非常な人間ではない。だからこそこの仕事は辛いだろう。だが何も心配しなくていい。お前のことは俺が守る。必ず」

プロシュートにまたキスをして、抱いてからリゾットは目を閉じた。
















ーーー翌朝ーーー

「あ、おはよリーダー。」

「あ、ぁ」

昼頃目覚めたリゾットをリビングで出迎えたのはホルマジオだった。
珈琲を差し出すと、小さな声で話しかけた。

「あのさ、別に俺はそーゆーの偏見とかねぇし、個人の自由だとおもうんだがよ、何つーか、、、その、もうちっとギシアンなんとかならね?」

その申し出にリゾットはむせた。

「す、すまない。よ、よく言っておくし、俺も気をつける」

「おう、せめてペッシのいねーところで頼むわ」

「あ、わ、わかった」

今更ながら恥ずかしくなるリゾット。
そんな事など全く知らないプロシュートは、安らかな寝息を立てたままだ。





END

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