-夢編-

□サラサラと天然と優しさ
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「跡部部長とはいえ、緊急時以外に男を運ぶのは嫌です。でも、対価交換くらいなら別にしてあげないこともないですよ」

「え?あ?ぅ…んー?ちょっとまってね…あ、よし、わかった。日吉くんの好きなことでいいですよ」

「え…」

「助けてもらう側ですからねー」

また、跡部さんの髪をいじる。
以外と猫っ毛なんですよねー。

「まぁ、あとで考えときますよっ、と」

「おおっ。軽々と…日吉くん、すごいねー」

「別に…」

ありゃ?なんかおこらせちゃったかな…
なんて考えてたら、隣の部屋(ベッドルーム)から悲鳴が。

「ぅわあっ!!ちょ、あと、っく」

「…日吉、くん?」

そろりと覗くと、日吉くんの頭が跡部さんに捕まってた。

「あ、先輩!!ちょ、これどうなってんスか!!」

「んっ…ぅ」

ありゃ完全に抱き枕と勘違いしてるな…

「ちょっとまって…これを、こうしてー…はい、助かった」

「…っはぁ。最悪だ。先輩、責任とってくださいよ」

「何したら許してくれる?」

「じゃあ…まずそっちの部屋に戻ってください」

「はーい」
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