-夢編-

□※ギャグ 某ゆるキャラ
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朝の少々ざわついた教室に、響き渡る謎の声。

「ヒィヤッハー!梨汁ブッシャー!!…はよ、白石」

異常なテンションで入ってきて、仲間に手を振り、突如ローテンションで俺に挨拶。コイツは、あの、謙也の彼女である。俺の感性からすると、ありえへん。戸惑いを押し隠し、どうにか普通に接する。

「おはよーさん。さっきのなんやねん」
「みんなのアイドル、中国産の梨の妖精のクセに船橋市出身を自称するふなっしーだよ。わたし、ふなっしー部隊の隊長なんだ」
「ふなっしー部隊?」
「みる?ほら」

差し出された携帯には、プリクラの画像。バサバサな髪の様子から、恐らくヘドバンしているのであろう。下には定番の「梨汁ブシャー」が書いてある。

「スライドしてみ?いっぱいあるから」
「ほんまや…うわ…」

大量の梨汁ブシャー。うん、こわい。こわいでこれは。

「っはよーさん!何しとん?」
「あ、謙也…これ、みてみい」
「ん?ああ、ふなっしー部隊やろ。俺、隊員一号やねん。な、隊長」
「うん。白石も入る?」
「いや、俺は別に」
「今入れば隊員ナンバーは…414、ちょうど白石じゃん」
「ちょ、ま、400て多すぎやろ!」
「全国展開するつもりやもんな。今は、大阪府内だけや」
「…はぁ、入っとこか」
「お、加入者あり、と。よし、今日プリ撮りにいこうね」
「白石の髪なら、ええ感じになるで!」
「はいはい。謙也が200円な」
「ま、しゃーないな」

妙な輩ばっかや。ま、四天宝寺やからしゃーないな。さーて、どないしたらええ感じに撮れるんかな。…え?やけにノリノリやて?そらやるからには完璧目指すやろ!俺、聖書やから!!

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