小説(二次創作)


□白い
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……あ、頭痛ェ。
やっぱ昨日飲み過ぎたか……。
うえっぷ。

「銀さん。お酒臭いんでさっさとお風呂入っちゃって下さい」

ソファーに転がってる俺に頭上から話し掛ける声……。新八か。

「う〜……めんどい……」

ボソッと呟いたのが聞こえちまったらしい……。新八の長い説教が始まってしまった。

「アンタねぇ! 今何時だと思ってんスか!? いくら客が来ないからって、いつまでもダラダラダラダラ! そんなダラけてる暇があるなら掃除のーつも」
「だぁー―ッ!! もぅウルセー!! 入りゃいいんだろ入りゃ!!」

渋々立ち上がる。と、

「はい」

ニッコリ笑顔の新八……。
……これだよ。この笑顔にいっつも負けるんだよ。あぁ、チクショー可愛いなぁ……。あ、そーだ。




「新ちゃんも一緒に入んない?」




お誘いしてみる。
キョトンとしたあと真っ赤になった。可愛い。
何か言おうとした新八が、一瞬止まって下を向いた。なんだ?

「……さ、先に、入ってて、下さい……」

うおォォォ!! 何だコレ!? 今日の新ちゃん素直でかわいい!! やべ! コレが萌えか? 萌えなのか!?
大慌てで風呂に入って待っていると、戸を叩く音が聞こえた。
 
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