キミに伝えたくて
□恋人たちの本音２
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優に任され何故か俺が
玲奈から話を聞くことになった。
押しつけられた感じするけど…
昨日りんちゃんが
「俐空は玲奈ちゃんを不安にさせてるかもしれません
朔夜さんそのこと聞いてあげてください」
なんて上目遣いで言われちゃったら
断るわけにいかないよ
「とりあえず俐空の嫌いなところは？」
「嫌いなところですか？」
「好きなところはだいたい想像つくからね」
「そうですか//
ん〜、
嫌いなところはないです
イヤなところはありますけど…」
「イヤなところ？」
「はい
学校中離れてるのは寂しいです…
あと他の女の子にデレデレするのはやめてほしいですね」
「すいません…」
なんかりんちゃんに言われてるみたいで
思わず謝っちゃった。
どこの彼女も思うことは一緒なんだ。
気をつけないと俺の心折れそう…
「不安とかある？」
「不安…ですか…」
俺がそう言ったら玲奈は黙ってしまった。
りんちゃんの言った通り不安はあったんだ
玲奈は抱え込むタイプだって聞いたことがある
「俺に言える？」
「…俐空が戻らなくなったらどうしよって
大会がある度に怖いんです…」
「玲奈…」
「俐空とゆきりんの仲が戻ったらって…」
俺も一緒だよ
俐空に奪われそうでさ…
それでも信じてないとやってけない
「玲奈は俐空が好き？」
「えっ」
「好き？」
「はい、好きです」
「俐空は玲奈のこと好きだと思う？」
「多分…
じゃなかったら付き合えてませんから」
「なら大丈夫
お互い好き同士なんだから不安になることないよ」
「そうですかね…」
「どうしてもダメだったら俐空に言いな？
言いにくかったらりんちゃんでも誰でもいいから 抱え込むのはよくないよ」
「わかりました」
やっぱり抱え込んじゃうんだなぁ
俺も玲奈と似たような立場だけど
不安にならないのはそう言うことは伝えられるからかな