キミに伝えたくて

□学部旅行2
1ページ/2ページ

この3日間、
一様学部で行くことになってるんだけど

何故か私の隣に朔夜さん がいる。


陽菜さんの隣には優さん

ともちんさんの隣には才我さんの姿が…


「朔夜さんどうしているんですか?」


「寂しいからお願いして来させてもらった♪」


そんな理由で行けるなんて緩い大学…。


「優も才我も同じだよ
もしかして迷惑だった?」


捨てられた子犬みたいな顔をして

私を見つめてくる。


可愛い!

そんな顔されたらなんでも許しちゃうよっ


「いえ、嬉しかったです
私も朔夜さんと離れるの寂しいですから」


「りんちゃ〜ん!」
「でも…」


私に抱きつく寸前で朔夜さんは固まった。


「え…」


「玲奈ちゃんが心配なので…」


「あ〜、確かにね」


玲奈ちゃんは今日会ったときからどこか寂しげ。

優さんが

「俐空は玲奈が起きる前に出てった」

って言ってたから

それもあってずっとあんな感じなんだと思う…。


「俺のことはいいから玲奈についててあげな」


そう言って優しく頭を撫でてくれた。


こういう人を優先させる優しい朔夜さんが好き


太陽みたいな笑顔で

いつも安心させてくれる


「朔夜さんっ」


「うわっと」


なんだか嬉しくなってきて飛びつくと

いきなりだったのに受け止めて

抱きしめて返してくれた。


「好きです朔夜さんっ」


「俺もりんちゃんが好きだよ」


「んっ…」


その後私は朔夜さんからキスの嵐を受けた。


「朔夜さん…」


「言っておいで」


「はいっ」


ご機嫌になった終わった私は

沈んでる玲奈ちゃんの隣へ行った。


「玲奈ちゃん」


「朝起きたらやっぱり俐空いなかった…」


「また秘密の用事?」


「うん…
多分俐空もこの3日間なんだと思う」


「何やってるんだろう…」


俐空のことについては私も知らない。


朔夜さんにも聞いたことあったけど

知らないって言われた。


みんなにまで隠さなきゃいけないことってなんだろう。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ