キミに伝えたくて
□浴衣の彼女は誰よりも綺麗1
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大学も高校も夏休みに入ったこの日は、
前から約束していた夏祭りに行く日。
夜になった今男組みは彼女待ち
みんな浴衣に着替えてくれてるんだっ
「玲奈可愛いだろうなぁ」
「陽菜の浴衣姿…
でへへっ」
俐空と優は妄想に浸ってデレデレ状態
「あいつら本物見たら倒れそうな勢いだな」
「鼻血も出しそうだね」
俺と才我はそんな2人を優しく見守ってあげた。
気持ちがわからなくもないからさ
俺だってりんちゃんの浴衣姿想像したらそうなりそうだし
「おまたせ〜」
陽菜の声と共に着替えた 女の子たちが出てきた。
『お、おお!//』
案の定2人は玲奈と陽菜を見て興奮している。
確かにみんな可愛いよ?
でもやっぱり一番りんちゃんが可愛い
普段は下ろしてる髪を上で結んで、
少しだけど化粧もしてる
いつも以上に可愛さが引き立っていた。
「朔夜さん//」
恥ずかしそうに駆け寄ってくる彼女が凄く可愛い
「可愛いよりんちゃん♪」
「変じゃありませんか?」
「全然っ
むしろ可愛すぎて困っちゃうよ」
頭を撫でてあげると嬉しそうに微笑んでくれた。
「玲奈めっちゃ可愛い!浴衣姿もめっちゃ似合ってるよ!」
「良かった〃」
「陽菜凄く綺麗だ…
今から家に帰って
ベットインだぁぁぁ!!」
「もぅ//
ゆうちゃん一人で帰って//」
「ともちん浴衣姿とっても可愛いよっ」
「別に才我の為に着たわけじゃないし//」
俐空は高校らしく率直な意見を言って、
優は相変わらず変態、
才我はともちんにツンデレ食らってる。
みんな幸せそうだった。
「みんな幸せそうだね」
「私も朔夜さんといられて幸せですよ」
「ありがとう」
「じゃあ回ろうぜ!
あ、でも別行動な」
「わかってるよ」
優の声でバラバラに散った。
「俺たちも行こっか」
「はいっ」
りんちゃんは手を繋がずに俺の腕に自分の腕を絡めてきた。
これ密着するから好きなんだよね
りんちゃんが上機嫌のときだけしてくれる
だからこれをしてくれると俺も嬉しい
りんちゃんが楽しそうにしてるのがわかるから