ヤンキーの俺と清楚な彼女2
□似た者同士
1ページ/2ページ
玲奈「ねぇ…その子誰?」
今日から私たち2年生は修学旅行に出かける
スキーとスノボーで3泊4日
蓮とは結構長い間離れることになるの。
寂しいって理由で喧嘩しちゃったけどもう仲直り
蓮は朝弱いのに頑張って起きてお見送りしに来てくれた
…小さな女の子と一緒に。
蓮「綾の娘の日向って言うんだ。」
玲奈「日向…ちゃん…。」
日向「よろしくお願いしますっ。」
蓮「俺が次の総長に仕上げることになってさ
最近はずっと一緒にいるんだ。」
日向「蓮好き〜♪」
蓮「ははっ
俺も日向が好きだよ。」
ずっと一緒にいるんだ…
そりゃそうだよね同じ黒龍にいれば。
綾さんの娘ってわかれば蓮が可愛がらないはずがないもん
でも普通彼女の前で他の子に好きって言うかな?
相手はまだ小学生だけどなんだかムッとしてきた。
玲奈「……。」
蓮「どうした?」
玲奈「別になんでもない…。」
蓮「その割には抱きついてるけど。」
日向ちゃんにちょっとした対抗心を燃やして蓮に抱きついた。
けど相手は小学生
そして多分恋愛感情じゃなくて純粋に好きなだけ
ニコニコしながら私たちを見てる。
蓮「怒ってんの?」
玲奈「違うもん…。」
なんだか恥ずかしくなって蓮から離れる
すると彼は嬉しそうな顔で微笑んだ。
蓮「ひょっとして日向に嫉妬してんの?」
玲奈「ち、違う!//」
蓮「だよなぁ
さすがにそれはないか。玲奈が日向に嫉妬なんてさ。」
本当は嫉妬してる…
自分でもまさかとは思ったけどずっと蓮といられる日向ちゃんに。
ヤキモチ妬いてるってわかると素直になんてなれなかった。
蓮「まぁ楽しんでこいよ?
寂しくなったらいつでも電話しろ。」
玲奈「ありがとう…。」
蓮「玲奈。」
玲奈「…んっ。」
恥ずかしさと嫉妬で俯いてると蓮からの不意打ちのキス
いきなりのことで目を丸くした。
玲奈「え、なに…。」
日向「蓮大胆!」
蓮「俺も寂しいからよ//玲奈帰ってくんの待ってるから。」
心のモヤモヤが少しだけ晴れた気がした。
.