ヤンキーの俺と清楚な彼女2

□似た者同士
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玲奈「ねぇ…その子誰?」



今日から私たち2年生は修学旅行に出かける

スキーとスノボーで3泊4日

蓮とは結構長い間離れることになるの。


寂しいって理由で喧嘩しちゃったけどもう仲直り

蓮は朝弱いのに頑張って起きてお見送りしに来てくれた

…小さな女の子と一緒に。



蓮「綾の娘の日向って言うんだ。」


玲奈「日向…ちゃん…。」


日向「よろしくお願いしますっ。」


蓮「俺が次の総長に仕上げることになってさ
最近はずっと一緒にいるんだ。」


日向「蓮好き〜♪」


蓮「ははっ
俺も日向が好きだよ。」



ずっと一緒にいるんだ…

そりゃそうだよね同じ黒龍にいれば。


綾さんの娘ってわかれば蓮が可愛がらないはずがないもん

でも普通彼女の前で他の子に好きって言うかな?

相手はまだ小学生だけどなんだかムッとしてきた。



玲奈「……。」


蓮「どうした?」


玲奈「別になんでもない…。」


蓮「その割には抱きついてるけど。」



日向ちゃんにちょっとした対抗心を燃やして蓮に抱きついた。


けど相手は小学生

そして多分恋愛感情じゃなくて純粋に好きなだけ

ニコニコしながら私たちを見てる。



蓮「怒ってんの?」


玲奈「違うもん…。」



なんだか恥ずかしくなって蓮から離れる

すると彼は嬉しそうな顔で微笑んだ。



蓮「ひょっとして日向に嫉妬してんの?」


玲奈「ち、違う!//」


蓮「だよなぁ
さすがにそれはないか。玲奈が日向に嫉妬なんてさ。」



本当は嫉妬してる…

自分でもまさかとは思ったけどずっと蓮といられる日向ちゃんに。


ヤキモチ妬いてるってわかると素直になんてなれなかった。



蓮「まぁ楽しんでこいよ?
寂しくなったらいつでも電話しろ。」


玲奈「ありがとう…。」


蓮「玲奈。」


玲奈「…んっ。」



恥ずかしさと嫉妬で俯いてると蓮からの不意打ちのキス

いきなりのことで目を丸くした。



玲奈「え、なに…。」


日向「蓮大胆!」


蓮「俺も寂しいからよ//玲奈帰ってくんの待ってるから。」



心のモヤモヤが少しだけ晴れた気がした。





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