ヤンキーの俺と清楚な彼女2

□嫉妬心
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俺はりんちゃんとクラスが違うからバスが一緒じゃない

おまけに修学旅行先では男女お互いの階に行くのが禁止

只でさえりんちゃん不足なのに階段とかでしか会えないなんて。



冴江「りんちゃん?」


由紀「ん〜…。」



それにやっと夜会えたのに彼女はどこか上の空

バスの中で何かあったのかな?



由紀「冴江ちゃんはさ。」


冴江「なに?」


由紀「蓮が私のこと好きだったらどうする?」


冴江「そりゃ嫉妬するよまぁ今でもしてるけどさ。」


由紀「確かにっ
蓮がくっついてきたらいつも剥がしに来るもんね。」


冴江「だってりんちゃんのこと大好きだから。」


由紀「もぅ…冴江ちゃんってばっ//」


冴江「蓮と玲奈のことで悩んでるんでしょ?
でも嫉妬は本人しか解決できないから。」



俺が蓮に対する気持ちも誰かが解決してくれるものじゃない

自分で姉弟だからって割り切るしかないんだ。



由紀「私なにもできないのかな?」



親友の為に苦しむりんちゃんを後ろからそっと抱きしめる

頭を撫でると俺の方に体を預けてくれた。



冴江「なら今はできるだけ蓮のことに触れないであげなよ。」


由紀「…冴江ちゃん。」


冴江「一緒に修学旅行楽しも?」


由紀「うんっ。」



俺の方に振り返って抱きついてくる

本当は慰めるんじゃなくてイチャイチャしたかったんだけどな。



由紀「私冴江ちゃんと付き合ってよかった。」


冴江「俺もだよ。」



けどこうやって言ってくれてるからいっか。



冴江「修学旅行中でもこうやって会えるときは会おうね
邪魔する蓮もいないし。」


由紀「別に蓮は邪魔するつもりないと思うんだけど…。」


冴江「ダメ?」


由紀「ううん
私も冴江ちゃんと会いたいっ。」


冴江「やった!
スキー一緒に滑ろうね?」


由紀「教えてくれる?」


冴江「もちろん!
俺りんちゃんの為に頑張っちゃうぞっ!」


由紀「でもあんまりカッコいい姿見せないでね?」


冴江「どうして?
俺りんちゃんにカッコいい姿見せたいよ。」


由紀「だって女の子たちみんな冴江ちゃん見ちゃうもん…。
2人の時だけ見せて?」


冴江「りんちゃんっ//
もう夢中になっちゃうぞっ//」


由紀「それ私の台詞!」


冴江「じゃあ言って?」


由紀「夢中にさせちゃうぞっ//」



冴江「りんちゃん可愛い〜っ!」



回りから呆れたような視線を感じたけど無視!


だって俺はりんちゃんに夢中だから♪






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