ヤンキーの俺と清楚な彼女2

□綾の面影
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「総長お久しぶりです。」


「日向は奥で待ってます。」


蓮「わかった。」



久しぶりの黒龍には既に緊張感が張りつめてる

新しい仲間ができるのかできずに終わるのか

今から楽しみだぜ…。



蓮「全員正装に着替えろ1時間後に儀式を始める。」


『はい!』



部屋に入って自分も正装に着替える

ふと脇に置いてある写真を見るとそれは俺が黒龍に入った日のものだった。



蓮「懐かしいな…。」



自分はやられてボロボロ なのに綾は頬にかすり傷1つ

確かこの時は1週間ぐらいかかった気がする

今回はどれくらいかかるんだろ。



馨「蓮もうすぐだぞ。」


蓮「あぁ。」


藍「日向別人みたいに強くなったから楽しみにしといてね。」



あのチビが別人か…

まずは目つきが変わってねぇとダメだな。



「総長お願いします。」


蓮「なぁ藍、馨。」


馨「ん?」


蓮「お前ら今回は何日で決着着くと思う?」


藍「私は1週間だと思うな。」


馨「俺は10日。」


蓮「俺は2週間だと思うけど。」


馨「え?」



どんなに日向が強くなろうが俺はそう簡単に負けはしない

ましてや10歳の女の子に1週間で負けるわけにはいかねぇ

そんな簡単にいったら総長としてのメンツが許さねぇんだ。



蓮「今から日向が黒龍に入る為の儀式を始める
持久戦になると思うが全員最後までついてこい。」


『はい!』


藍「日向入ってきて。」


日向「はい。」



1週間振りに見た日向は確かに違ってた

目つきはもちろんオーラが出てる

綾を思い出しそうだ。



蓮「変わったな日向。」


日向「藍さんと馨さんに鍛えてもらいましたから。」


蓮「だいぶヤンキーらしくなった。」



ただの女の子が元総長の娘になりやがったぜ

俺もちょっと本気でいかねぇとマズイかもな。



馨「礼!」


日向「よろしくお願いします。」


蓮「来いよ日向。」


馨「始め!」



馨の言葉と共に日向は拳を振り上げ俺に向かって走ってきた。





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