ヤンキーの俺と清楚な彼女2
□彼女のため
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俺はある日玲奈の両親に呼び出された。
どうせ学校行かないだろうから平日の昼家に来てくれだと
俺は授業は受けないけどちゃんと学校には行ってる
弟か誰かにヤンキーだと聞いて勝手にそう思ったんだ。
蓮「お邪魔します。」
「あなたが玲奈の…。」
蓮「柏木蓮です。」
「どうぞ入って。」
リビングの椅子に座れば玲奈の母親も座る
すぐに話を進めるみたいだ。
「単刀直入に言うわね。」
蓮「はい。」
「玲奈と別れてくれる?あの子はもうすぐ3年生悪影響が起こるとまずいの。」
偏見から生まれる差別
俺が普通の学年ならこうは言われなかっただろうな。
蓮「それって俺がヤンキーだからですか?」
「そうよ
玲奈は確かにあなたと付き合ってから毎日楽しそう
だけど喧嘩に巻き込まれて体に2ヶ所も刺された。
それを知っててあなたといさせるわけにはいかないの。」
蓮「俺もそのことは責任を感じてます…。」
「悪気があったわけじゃないのはわかってる
それでも親の気持ちとしては…。」
蓮「許せないですよね…。」
自分の娘が突然怪我をして帰ってくる
それが彼氏関係だとわかったら許せねぇよな…
それは自分でもわかってる
だからずっと蓮の親に会うのを俺は避けてたんだ 。
「珠璃からわかることは聞いたわ
どんな人かもどんな事してるかも。」
蓮「いつかはこうなることわかってました
別れろと言われる覚悟も。」
「じゃあ…。」
蓮「けど俺は自分から別れは告げません
その代わり玲奈に言われたらその通りにします。」
「…わかった
でもこれ以上なにか娘の身に起きたらその時は。」
蓮「黙って身を引きます。」
「お願いね。」
玲奈の親とそんな約束をした
でもお互いに玲奈を傷つけない為にはこれしかないと思ったんだ。
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