ヤンキーの俺と清楚な彼女2
□束の間の安らぎ
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『総長お久しぶりです!』
蓮「おー、久しぶりだな。」
最近ずっと玲奈のことで悩んでたから黒龍に来るのは久しぶりだった。
日向「蓮見てみて!」
蓮「日向どうしたんだ?」
日向「見てこれ!
刺青完成したの!」
蓮「良かったじゃねぇか。
似合ってるぜ?」
日向「やったぁ♪」
何日かかかって完成した刺青が嬉しいみたいで俺の腰に抱きついてきた。
頭を撫でてやるとさらにはしゃぎだす。
なんか幸せだな、こういうの。
籃「日向えらいんだよ?
刺青入れる時痛いはずなのに泣くの我慢してたの。」
馨「どっかの誰かさんは綾さんに抱きついてビービー泣いてたのに日向は凄いなー!」
蓮「うっせぇぞ馨。
てめぇだっておっちゃんに泣きついてまじゃねぇか!」
馨「んだと!?」
籃「はいはい、喧嘩しないの。
2人共号泣してたのには変わりないんだから。」
『ゔ…。』
だってしょうがねぇじゃん
俺が刺青入れたのまだ小さい頃だったし…
日向ほどでかくなかったんだよ。
ジトーッと日向を見ると満遍な笑で返された。
蓮「やれやれ、
日向にはかなわねぇーな。」
日向「ねぇ蓮遊びに行こうよ!」
蓮「遊び?」
日向「どっか連れてって?」
蓮「そうだな。
お前も正式な仲間になったことだしいいぜ。」
日向「やった!」
日向の笑顔は太陽みたいに眩しい
笑った顔が綾そっくりで本当に親子なんだって改めて実感した。
蓮「日向後ろ乗れ。」
日向「うん。」
蓮「じゃあ馨、籃、
俺ちょっと行ってくるからなんかあったら連絡してくれ。」
馨「はいよ。」
籃「行ってらっしゃーい。」
俺は自分の単車の後ろに日向を乗せて自分が昔綾に連れて行ってもらったところに向かった。
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