ヤンキーの俺と清楚な彼女2

□恋人
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日向に大切なことを気づかされた後俺は日向を送り届け玲奈に電話をかけた。



玲奈「…もしもし。」


蓮「今どこにいる?」


玲奈「家だけど…。」


蓮「迎えに行くから外で待ってて。」


玲奈「え…れ、蓮?」


俺は自分の要件だけ伝えて電話を切り玲奈の家に向かった。


家の前に着くと既に彼女は外で待っていた。



玲奈「蓮どうしたの?」


蓮「後ろ乗って。」


玲奈「どこいくの?」


蓮「いいから。」



玲奈にヘルメットを被し後ろに乗せ家の中からの視線を無視してあの場所に戻った。



玲奈「ここって…。」


蓮「玲奈も好きだろ?
この場所。」



黒龍以外じゃ唯一ここを教えた彼女

今もう夕陽は沈んじまったけど夜は夜で星が綺麗に広がる。



玲奈「夜は星が綺麗に見えるんだね。」


蓮「あぁ。」


玲奈「けど急にどうしたの?」


蓮「玲奈、今までごめんな。」


玲奈「え?」


蓮「嫌がらせして嫌われようとしてた。」


玲奈「やっぱり…。」



俺は自分が思ってた事を全て話した。


玲奈の親に別れろと言われた事

そして根本を忘れてただ嫌われようとしてた事

玲奈はただ静かに聞いていた。



蓮「…つーわけなんだ。」


玲奈「そうだったんだ…。」


蓮「けど玲奈の親を悪く思わないでくれ。
ヤンキーと付き合うの反対って言われた時俺もそうだと思ったんだ。」



視線を伏せそういうと玲奈は近寄ってきて頭を俺の胸に預けてきた。



玲奈「蓮を悩ませてる原因は私だったんだね…。」


蓮「いや、俺が勝手に先走ったんだ。」


玲奈「でも話してくれたって事はもうあんなことしない?」


蓮「しない。
もう絶対玲奈を傷つけないから。」



腰に手を回すと玲奈も首に手を回して抱きしめてくれた。





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