ヤンキーの俺と清楚な彼女2
□おまじない
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「なぁ蓮。」
「あぁ?」
「お前なんでゆきりんとヤれたの?」
「…はぁ!?」
優希の家でくつろいでたら唐突に思いもよらないことを言われた。
「いやだって引き取られたとはいえ姉弟だったわけじゃん?」
「その話すんなって前から言ってんだろ…。」
「今俺しかいねぇしそれだけ教えてくれよ〜
…あの時相談乗ってやったのになぁ。」
「てめぇ…。」
優希は唯一俺と姉ちゃんの関係を知ってる
俺がその事に悩んで名前出さずに相談してたら人のことには勘の鋭いこいつに見破られた。
「まぁ昔のことだしな…。」
「まだ2、3年前だろ?」
「話さねぇぞ…。」
「悪かったって〜。」
口ではこう言ってるけど全く悪びれる様子はない
けど前世話になったし始まりくらいは教えてやってもいいかな。
「おまじない…。」
「おまじない?」
「それが俺が姉ちゃんとヤれた理由。」
「は…?
ちょっ、それじゃわかんねぇよ!」
「理由は教えた。」
横で優希がギャーギャー騒いでるけどこれ以上教えるつもりはない
こっから先は俺らだけの秘密だ。
でもおまじないがヤれた理由なのは間違いない
始まりは俺が中学1年の時だった。
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