トライアングル

□第8章
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大会当日

私は乙輝に言われた通りリクの大会を観に来た。




敦「優子おはよっ!」


優「おはよあっちゃん。リクたちこれから?」


敦「うん。
もうすぐ始まるよ。」




正直告白された後だから迷ったけど好きな人の有志は見たい


乙輝は出ないらしいしあっちゃんがいる安心感から結局来てしまった。




リク「あっちゃんゆうちゃん!」


優「リク…。」


リク「応援ありがとう。」


敦「これ勝ったら明日準決勝?」


リク「そうだよ。
絶対勝つから見てて。」


敦「うん。」


リク「ゆうちゃん乙輝は?」


優「わからない。
朝行ったときはもういなかったから陸上部の応援に行ってるのかも。」


リク「ゆうちゃんには何も言わなかった?」


優「なにって?」


リク「観に来てとか。」


優「ううん。
むしろ今回は出ないからリクの応援に行ってあげなって言われた。」


リク「…そっか。」




乙輝は今回大会には出ない


それはリクも知ってる筈なのになんで聞くんだろう?


このときはただ疑問に思うだけだった。



リクはすぐにチームのところに戻って準備を始めた。




敦「そういえば今日なんだか応援する人少ないね。」


優「陸上部の応援に行ってるんじゃないかな?
イケメンな先輩多いし。」


佐「それだけなのかな?」




ふと横を見ると1人グラウンドを見つめる佐江先輩がいた。




優「先輩1人でなにしてるんですか?」


佐「本当はりんちゃんと一緒に来たんだよ?
でもついさっき陸上部の方に行かなきゃって言って走ってっちゃった。」


敦「走るの苦手なのにですか?」


佐「ね。
けどりんちゃんが応援するのは乙輝くんぐらいだと思うんだけどなぁ。」




佑紀くんが走って行くなんてそんな用事陸上部にあったのかな?


乙輝の親友だから出てるならわかるけど…


なんか今日は不思議なことが起こる。




ピーッ!




敦「優子試合始まったよ!」




けど考えてるうちにリクの試合が始まっちゃって


私は考えるのを中断して応援に専念した。





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