トライアングル
□第15章
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高「すぅーはぁー
緊張するなぁ…。」
今私は如月くんの家の前に立っている
なぜこんなところにいるのか…
事の発端は数時間前に遡る。
敦「たかみなたかみな!
ビックニュース&ビッグチャンス!」
高「どうしたのあっちゃん?」
トイレから帰って来たあっちゃんはなぜか凄くテンションが高かった。
敦「今日乙輝昼家に1人なんだって!
しかもゆうちゃん予定があるらしくて勉強教えに来ないみたい!」
高「それで?」
敦「たかみな乙輝の家に行ってきな。」
高「は?」
敦「この前アタックするって決めたんでしょ?」
高「いやでもこれってそれとは関係ないんじゃ…。」
敦「たかみな古文だけ得意じゃん
あと英語も。」
高「いや得意って言っても下の中だし
それにただ他の教科よりちょっといいだけだよ。」
敦「それでも下の下の乙輝よりはできる
ってことでたかみな乙輝に勉強教えに行ってきて。」
高「ええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
敦「たかみなうるさい
乙輝には言っといてあげたから。」
高「え、ちょ、あっちゃん!?」
敦「じゃあ頑張ってねー。」
と、強引に話を進められ今に至る。
第1如月くんに教えられるほど頭良くなくてむしろ私が教えて欲しいくらいだし
あっちゃんの友達っていうポジションの自分がいきなり好きな人の家に行くなんて…
あっちゃん強引すぎるしそもそも如月くんよくいいって言ってくれたよ。
でも連絡されちゃったからには行くしかない
連絡しといて行かないなんて失礼だもん。
高「よし…。」
意を決して呼鈴を押すと階段を下りる音が聞こえてきて扉が開いた。
乙「よぉ高橋。」
高「あ、あの、お、お邪魔します//」
乙「おう、
部屋こっちだからついてきて。」
高「は、はい!//」
…って、へ、部屋!?
如月くんの部屋に2人きり、、、
し、心臓がもたないかも…。
乙「わりぃなわざわざ
今誰もいないからゆっくりしてってくれ。」
高「は、はい//」
だ、誰もいない!?
あっちゃん私にはハードルが高すぎるっす…。
心の中で1つ1つの刺激と戦っているとグーっという音が聞こえてきた。
高「…お腹空いたんですか?」
乙「昼から何も食べてなくてな…。」
今の時間は16時
確かにお昼食べてなかったからキツイよね。
高「あの〜
よかったら私何か作りましょうか?」
乙「まじで?頼むよ!
腹減ってどうしようかと思ってたんだ。」
さっきまで元気なかったみたいに見えたけどお腹空いてたからなんだ。
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